MY PRESANTATION #003

留学が、世界を変える。
“サッカーおじさん”が教えてくれた、
情の厚い中国文化。

国際学部 外国語学科中国語専攻4年生
山﨑 凛太朗さん

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MY PRESANTATION #003

留学が、世界を変える。
“サッカーおじさん”が教えてくれた、
情の厚い中国文化。

国際学部 外国語学科中国語専攻4年生
山﨑 凛太朗さん


国が違えばひとも文化も、考え方も違う。けれどもそこは人と人。
解り合うことで生まれる絆は、互いの世界観を変えるきっかけになる。


●世界観や価値観が変わった

今まで自分が生きてきた、ものの捉え方って偏見やったんや、
見えとったのは、世界の一部分やったんやってことに気づきました。

●中国語を学ぶ理由

高校生のころ、ホテルマンに憧れとって。
ホテル業界で働くんやったら語学は必須やなとか思っとったけど、でも僕、英語とかほんまに苦手やって。
そん時、中国語が結構需要が高まってきてて。
で、中国語専攻に入学しました。

●留学への期待と現実

入学してからずっと、留学に対して憧れを持っとって。
ほんで交換留学試験にも無事に合格して、蘇州大学に留学に行ったんですけど、
いざ向こう着いて、向こうの人と喋ったら、相手の人が何言ってるか全然聞き取れないんですよ。
ほんで向こうの人言ってるの慣れるまで3ヶ月くらいかかったんですけど、
“サッカーおじさん”と出会ったのは、ちょうどそれくらいの時ですね。

“サッカーおじさん”と親しみを込めて呼ぶようになったその人は、英語が堪能で、欧米を行き来する中国人の会社経営者だった。

●同大学だけではない、新たな出会い

僕が留学しているとき、ちょうどロシアでサッカーW杯が開催されとったんです。
大学の近くでも、カフェの中からめっちゃおっきい液晶TVとか出して、外にも椅子バーっって並べて、大勢で観るっていう光景がみられました。
そこで日本戦を見とったときに隣で観てた中国人のおっちゃんと仲良くなって。
そのおっちゃんがその後も何回もサッカー誘ってくれたり、ご飯誘ってくれたりして、いつもめちゃめちゃ親切にしてくれるようになったんです。
「留学してよかったなー」って思ってたんですけど、ある時“サッカーおじさん”にこんなこと言われたんです。

『実は今まで日本人には良いイメージを持っていなかった』 って。
『日本人のことは嫌いやったけど、あなたと出会ってから日本人のことが好きになった。ほんで日本人のことを悪く言う中国人の人と、喧嘩もした。』 っていうふうに言ってくれたんですよ。

僕はその話を聞いたときに、ほんまに留学してよかったな、ってめっちゃ思いました。

●留学を通じて今、感じること

僕自身も、中国に留学する前は、大気汚染がひどいとかマナーが悪いとか、
ネガティブな情報ばっかりで、全っ然良いイメージ持ってなかったんですよ。
確かに、そういう面もあるんですけど、そういう面だけじゃない。
情に厚くて、一度仲良くなったらどこまでも親切な、中国の文化の良いところっていうのを、留学して初めて知りました。

確かに、語学って日本におっても勉強できると思います。
でも、僕の中国人に対するイメージとか、“サッカーおじさん”が日本人に対するイメージが僕との出会いを通じて変わったように、現地にいって、実際に向こうの人と触れ合わんと絶対に良いところとか分からんな、っていうふうに思いました。

●目指したい将来が見えてきた

僕は、語学力はもちろんなんですけど、1年間の中国留学っていうものを通して、
世界観とか価値観っていったものが大きく変わったなって思います。
将来は、中国語を活かして、台湾や中国で働いてみたいな、って思います。
ちなみに、“サッカーおじさん”とは、今でも連絡を取り合っています。
いつかもっと中国語が上手くなったら、“サッカーおじさん”が日本に来た時に、僕自身が案内できたらな、って思ってます。