
THE STORIES #009
どんな状況でも挑戦し、
学ぶ姿勢を忘れない。
国際学部 外国語学科
比見 太洋さん
「留学先のコロンビアに行く途中、メキシコで、飛行機の乗り継ぎに失敗して。誰も知らない空港で、一人きりになったんです」
旅と人生にトラブルはつきもの。彼の場合、試練は最初からやってきました。
「これから留学が始まる!と意気揚々としていた直後に起きた出来事だったので、怖かった。
でも、それでスイッチが入って、気持ちを引き締めることができました。困難にぶつかったとき、自分で解決する力がついたような気がします。
その経験は、後の留学生活にも強く影響したと思うんです」
もともと、留学することを目標に、大学に進学したという比見さん。
彼は留学を通じて、どんな成長と変化を感じたのでしょうか。
「今までは、日本文化のなかだけで生きていましたが、外に出ることで自分の考えの狭さや偏りを痛感しました。
素直な心で物事を受け止め、日本とは違う環境で遭遇するすべてのものに対し、疑問を持ちながら生活することで、多くのことが学べたと思います」
幅広い視野で物事を判断し、自分の道を見つけることの大切さを学んだ比見さん。夢は、天理教の海外布教師になり、日本語学校をつくることだと言います。
「留学で身についた語学力はもちろん、どんな状況でも学ぶ姿勢で挑戦することを忘れず、残りの大学生活を送りたいと思います」
